【例文あり!】転職経験者が語る、実際に面接で聞かれたこと

転職活動の面接ってどういうことを聞かれるんだろう?

内定をもらえるように準備をしておきたい!

この記事では7社の面接を受けた僕が実際に面接で聞かれた質問をまとめました。

質問だけでなく僕が答えた内容も載せています。

記事の最後には逆質問への対策も載せていますので、ぜひ最後までご覧ください!

しっかり準備をして内定を勝ち取りましょう!

この記事でわかること

  • 転職活動で聞かれる質問と回答例
  • 良い逆質問、悪い逆質問
目次

面接の目的

具体的な質問の確認に移る前に確認しておきたいことがあります。

それは面接は自己PRの場ではなく、相手のニーズを満たすために質問に答える場であるということです。

企業が採用を行う理由は基本的に事業を拡大したいためです。

面接官は、「この人物は自分たちの売り上げアップに貢献してくれるのか?」、「価値観を共有して一緒に長く働けるような人物か?」といったことを確認するために面接を行います。

こういった企業側のニーズを考えずに「私はこんなことができます!」、「こんな経験をしてきました!」とアピールすることは「あ、この人は会社の状況を考えて行動することができなさそうだな、、他の人にしよう」となってしまいます。

これから面接で聞かれた質問内容を挙げていきますが、回答を準備する際は必ず以下の点を確認し、応募企業(面接官)のニーズを満たす回答を行うことを心掛けましょう。

面接のQA作成前に確認すべきこと

  • 企業の募集背景
    求人票と合わせてエージェントにも確認しましょう。
  • 企業が求める人物像、スキル、経験
    異業種に転職する場合、その業界で共通して求められる能力をまずは見つけましょう。
    類似企業の求人票を10件以上確認すると共通項が見えてくると思います。
  • 募集職種の業務内容
    企業の募集職種を確認し、自身のこれまでの経験をどのように活かせそうかを考えましょう。
    プロジェクト管理や売り上げアップなど、どの業種でも共通して通用するスキルは必ずあります。

質問一覧

質問は応募者の概要を確認するための一般的なもの、これまでの経験を確認するもの、人柄を確認するもの、回答に工夫が必要なものの4つにわかれます。順番に見ていきましょう。

一般的な質問

  • 自己紹介をお願いします。
  • 現在のお仕事の内容を教えてください。
  • 転職を決めた理由を教えてください。
  • 弊社を選んだ理由を教えてください。
  • 3年後までのキャリアパスを教えてください。

経験を確認する質問

  • 現職で困難な課題や壁に当たった時にどのように対処したかを教えてください。
  • 現職を選んだ理由を教えてください。
  • 〇〇(例 データベース、Excel)の経験はありますか?どの程度できますか?
  • 部活動は何かされていましたか?
  • 自己研鑽で取り組んでいることがあれば教えてください。

人柄を確認する質問

  • ご自身の強みと弱みを教えてください。
  • 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
  • 他の人からあなたはどんな人だと言われることが多いですか?
  • 将来マネジメント職と技術職のエキスパート、どちらのキャリアを歩みたいですか?
  • 現職で満足できなかったことはありますか?

回答に工夫が必要な質問

  • 他に転職を検討されている企業はありますか?転職活動の状況を教えてください。
  • 希望する年収額を教えてください。
  • 何か質問はありますか?(逆質問)

それでは一つずつ解説していきます!

一般的な質問

自己紹介をお願いします

1分程度で簡潔にまとめることがポイントです。

ここで長々と話してしまうと、面接官から「論理的な思考力が低いかも」といきなりマイナス印象を持たれかねません。

こちらを参考に簡潔に話すことを心掛けましょう。

〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。
私は現在、〇〇という会社で勤務しています。
現職では事業企画部に所属し、新しい商品の企画やプロジェクトの管理を担当しています。
業務の中で挑戦したプログラミングで作業時間の短縮化に成功し、その時の経験がきっかけでDXの分野で働きたいと考えるようになり、このたび御社に応募させていただきました。
本日はよろしくお願いいたします。

現在のお仕事の内容を教えてください

業務内容と伴に現職での役割も明確に伝えましょう。

現職ではチームのサブリーダーとして新しい商品の開発を担当しています。
主にプロテインやトレーニング器具がメインです。
プロテインやトレーニング器具は市場に多く出回っているため、既存商品との差別化が求められます。
私はこれまでの商品ごとの売り上げやSNSの顧客データをもとに、ユーザーに求められている商品を開発できるよう、チームメンバーと連携しながら企画を担当しています。

転職を決めた理由を教えてください。

転職の理由は必ずポジティブに捉えられるに伝えましょう。
「前職の残業が多く、将来のことを考えて残業の少ない会社に転職をしたかった。」という自分本位な理由や、「新しいスキルを身につけたかった」という漠然とした説明はNGです。

必ずエピソードも添えて、具体的に話すようにしましょう。

 転職の理由は冒頭でも少し話した通り、日本のDX化に貢献したいと考えるようになったためです。
私の大学時代の専攻は経済で、ITやプログラミングの経験はありませんでした。
現職では新しい商品の企画を担当し、過去の販売データをもとに検討を進めています。
検討に用いるデータはエクセルで管理していますが、複数のデータがバラバラに保存されているため、毎回一つのデータに結合し、集計をしなければならず、このプロセスに多くの時間がかかっていました。
 ある時そんな悩みを同僚に話していた時、「そんな作業はプログラミングを使えばすぐに終わるよ。単純な作業で難しくないと思うからやってみたら?」と言われました。
最初は抵抗があったのですが、その同僚から協力を得ながら勉強を進め、最終的に学んだ技術を使って作業時間を30分も短縮化することに成功しました!
「これがDXか!」と感動し、よりDXについて学びたいと考えスクールでAIやデータサイエンスについて学びました。
勉強を進める中で自分が経験した感動をもっとたくさんの企業に感じてもらいたい、そのためにさらにスキルを磨きたいと考え、このたび転職を決意しました。

弊社を選んだ理由を教えてください

重要ポイントです。

複数社に応募はしているものの、面接を受けている企業から内定をもらえるよう、一旦他の企業のことは忘れて相手企業を真剣に考えていることを明確に伝えましょう。

御社を強く志望する理由は2つあります。
 1つ目は、御社はDXの上流部から携わっているという点です。
一般的なIT企業はデータ分析やAIのモデル開発のみを依頼されるだけで、相手のニーズ調査、課題の特定まで担当させてもらえる機会は少ないです。
しかし御社はクライアントとの直接取引を重視しており、実際に業務の8割が直接取引であることをホームページで拝見しました。
私はお客様にも自分と同じようにDXで感動を感じてもらいたいと考えています。
お客様に寄り添った提案や課題解決を行い、納品後の感想を直接お聞きするためにぜひ御社で働きたいと考えています。
 2つ目の理由は、御社であれば現職の経験をダイレクトに活かし、貢献することができると考えたためです。
私はこれまで過去のデータから新しい商品の企画・販売を担当してきました。
そのため、他の方よりもマーケティングや企画に関する知識を有しているため、同じような企業様の問題点をより的確に検討することができると考えています。
ご説明した2つの理由から、ぜひとも御社で働きたいと考えています。

 

3年後までのキャリアパスを教えてください

具体的なアイデアを示すことで、相手に真剣度を伝えることができます。

現職でのプログラミングを使ったデータの集計作業や、スクールで学んだAI、機械学習に関する知識があるものの、実務経験はまだ足りていません。
AIを用いたデータ分析業務はデータの準備・集計作業に7割もの時間が充てられ、モデル構築・分析は残りの3割であると聞いたことがあります。
将来的にマーケティング関連のデータ分析業務に従事し、コンサルティングのような仕事を担当したいという思いはあります。しかしそのためにまず入社から1年目はSQLやBIツールの基礎を徹底的に学ぶ必要があると考えており、2年目以降からデータ分析業務に従事していきたいと考えています。
また、実力を伸ばせるように資格取得にもチャレンジしていきたいです。

経験を確認する質問

ここでは課題解決に向けた思考力を主に見られます。

現職で困難な課題や壁に当たった時にどのように対処したかを教えてください

面接官はもちろんその人の実績、例えば「売り上げを30%上げました」や、「生産性を1.2倍まで上げました」といったことにも着目しますが、それよりも重視することがあります。

それは思考のプロセスです。

みなさんSTARという言葉を聞いたことがありますか?

STARとは、Situation(状況)、Task(課題)、Act(行動)、 Result(成果)の頭文字を取った言葉です。

このSTARに沿ってエピソードを話すだけで相手に自分の経験を一本の筋道を立てて説明することができます。

未経験から異業種転職を目指す場合は、当然ですがその業界に関する知識や経験はゼロです。

そのため面接官は応募者の論理的思考力といったビジネスで一般的に重要視されるスキルを確認します。

STARを意識して自分の経験を話し、業務中に問題が生じても適切に対応することができることを示しましょう。
回答の最後に自身の経験を転職先で活かす方法を示すことで、相手の印象は良くなります。

前職で最も困ったことは、企画した商品の販売時期が後ろ倒しになりそうだったことでした。
コロナの影響で物流が止まり、製造に必要な原料の一部が届かないという事態が起きました(Situation)。
そのため早急に代理の業者を探し、なんとしても予定していた販売時期に商品を出荷できるようにする必要がありました(Task)。
すぐにチームメンバーを集めて会議を行い、過去に発注を依頼した業者や関連のある業者を探して調達を打診しました(Action)。
その結果1社から原料を提供していただけました。迅速に行動し、対策を決定したことでなんとか予定通りに商品を発売することができ、会社のイメージを崩さずにすみました(Result)。
このように不測の事態に対して臨機応変に対応するスキルは、複雑なデータをチームで処理する際のマネジメントにも活かすことができると考えています。

現職を選んだ理由を教えてください

転職の理由との関係性を確認されます。

大学では経済学を専攻していました。
就職活動の時の採用イベントで、「自分が欲しいと思った商品を企画し、お客様に喜んでもらうという仕事は常に創造的で、かつチャレンジングな仕事なので常にやりがいを感じることができています。」という言葉を聞き、マーケティングに興味を持ちました。
自分自身が大学で学んできたことも活かせると考え、現職に関連する企業を何社か受け、最終的に新卒からチャレンジする場を積極的に用意してくれる現職を選びました。

例えばこのように「現職でやりたいことができています」のような説明をすると、面接官によっては「現職でやりたいことをできているようですが、それでも転職をするのですか?」と少し試すような質問をしてくる方がいます。

その場合はもう一度、転職を決めた理由(今回の例ではDXで自分が感じた感動をより多くの人に届けたい)を強調して説明しましょう。

落ち着いてたいすれば大丈夫ですよ!

〇〇(例 データベース、Excel)の経験はありますか?どの程度できますか?

出来ないことははっきりと出来ないと言いましょう。

大丈夫です。未経験から異業種への転職においてできないことがあることは当然のことです。

大事なことは「出来ないことをどのように捉えているか」です。

出来ないからこそこれからどのように補おうとしているか、成長しようとしているのかを示すことが大事です。

ここではサーバーの操作を例にとって示します。

現職ではPythonを使ってエクセルデータの集計を担当したことはありますが、サーバーを操作した経験はありません。
ただし転職後はお客様によってはサーバーを操作してデータを取り出す作業もあるため、入社までの期間を使ってプログラミング以外のサーバーを含む基本的な知識を身につけていく計画です。

部活動は何かされていましたか?

この質問はチームで行動する際の経験を見られています。

チームが勝利するためにどのように自分は行動、貢献したのかを説明しましょう。

何か問題を乗り越えたエピソードがあればなお良いです。

小学生からテニスを習っており、高校時代はテニス部に所属し副部長をしていました。
私が入部するまでの練習メニューはずっと設立当初から続いてきたもので、私はもっと今もチームの状況に適したメニューを取りいれることをメンバーや部長に提案し、練習メニューを大きく変更しました。
その結果当時の課題であったボレーを重点的に強化し、団体戦での勝利につながりました。
この経験からチーム全員で課題を共有し、共通の目標を持って取り組むことで大きな成果を得られることを学びました。

自己研鑽で取り組んでいることがあれば教えてください。

向上心があることを示すために、現在興味を持って取り組んでいることをその理由とともに述べましょう。

ただし応募先企業で活用できるスキルである必要があります。

先日プログラミングスクールを修了し、ポートフォリオを一つ作成しました。
将来的には御社が力を入れているマーケティング関連のデータ分析業務に貢献していきたいと考えています。
そのため現在はマーケティング施策の効果を検証するためのPythonを用いた統計的な処理の仕方を学んでいます。
統計についてはまだ学び始めたばかりのため、2か月後に統計検定2級を取得したいと思います。
またデータ分析の最新の技術は海外で生まれており、お客様にとってベストな選択をご提案できるよう、海外の技術もキャッチアップ出来るようになりたいと考えています。
英語はこれまで苦手でしたが、まずはTOEICで750点をまずは取得できるように学習を進めています。

人柄を確認する質問

ご自身の強みと弱みを教えてください。

弱みの部分はどうしても発言を躊躇してしまいますよね。

でも大丈夫です。弱みを説明したのちにそれが実は強みになっているようなエピソードを話すことで相手からの印象を崩さずにすみます。

 私の強みは、周りの状況を見てその時必要な行動をできることです。
現職では企画職のサブリーダーを担当させて頂いています。先ほども申し上げた通り定期的に何かしら問題が生じますが、その度に私はリーダーが円滑に行動を決定できるようにチームメンバーの状況をすぐにまとめて報告するようにしています。
またメンバーに対しては今リーダーが何をしているのか、何に備えておくべきかを丁寧に説明し、リーダーとメンバーの間に齟齬が生じないようにしています。

 弱みは書類の確認に時間がかかってしますことです。
緊急時はそれほどではないのですが、一度チェックしても他に間違いがないか気になってしまいつい2、3回と確認を行い、上司への報告が直前になる時があります。
ただこのチェックのおかげで他メンバーのミスが表に出る前に気づくことができ、会社に貢献できたことがあったため、この辺りは上手くバランスをとっていきたいと考えています。

他の人からあなたはどんな人だと言われることが多いですか?

過去に友人や会社の同僚から言われたことを話しましょう。

思いつかない場合は会社で定期的に行われる上司との面談で言われたフィードバックを伝えることもできます。

以前同僚から「話していてとても安心する」と言われたことがあります。
理由を聞いてみると、真剣に話を聞いてくれるからであるとのことでした。
確かに私自身人の話を聞くこと意識してきました。こちらが真剣にお客様の話を聞くことで相手も真剣になって本音の部分を話してくれるためです。
転職後もステークホルダーとの対話の際に引き続き活かしていきたいと思います。

将来マネジメント職と技術職のエキスパート、どちらのキャリアを歩みたいですか?

近年はマネジメント職を目指す方が減っていると言われてます。

そういった事情があってかこの手の質問はよく聞かれました。

本当にマネジメント職が嫌でない場合を除いて、ある程度マネジメントに興味があることは伝えておいた方が良いです。

マネジメント職に興味があります。
ただしマネジメントを行うためには現場に精通している必要があります。
そのため入社してからの3年間は現場で必要な技術的の習得したいと思います。
現職でもサブリーダーとしてマネジメントを行なっているため、御社での仕事でも活用できると考えています。

現職で満足できなかったことはありますか?

おそらくですが、転職の理由に何かネガティブな要素がないかを確認するための質問であると考えています。

自分本位にならないように配慮し、回答しましょう。

大きな不満はありません。
やりたかった商品の企画・販売もさせていただき、マネジメントの一部も経験させていただきました。
ただ時期によっては残業が多く、平日にも資格取得のための学習を進めたい時には勉強とのバランスを取ることに少し苦労しました。ただ土日は必ず休みで、休日はしっかりと学習を進めることができたため満足しています。

回答に工夫が必要な質問

他に転職を検討されている企業はありますか?転職活動の状況を教えてください。

この質問は必ず聞かれました。

回答に困るかと思いますが、私は正直に伝えていました。

変に躊躇すると誤った印象を与える可能性があるため、はっきりと伝えた方が良いかと思います。

現在は御社を含めて10社に応募しています。面接に進んでいる企業は御社を含めて6社です。
先ほど述べた通りプロジェクトの上流から携われる御社への志望度はとても高いです。

希望する年収額を教えてください。

年収については面接前に必ずエージェントに確認をしてください。

聞き方の観点としては、「過去に自分と同じような経験、スキルで入社された方の実績から、応募先企業での今の自分の適切な年収はいくらぐらいでしょうか?」といった具合です。

未経験からの転職の場合は多少年収が下がることもありますが、企業によっては同レベルを維持するところもあります。

最後の条件設定面談で大きな乖離が生じないようにエージェントに確認をしておきましょう。

希望年収は400万円です。
前職の年収は430万円でしたが、未経験からの入社となるため年収が下がることは考慮しています。

何か質問はありますか?(逆質問)

逆質問はみなさん困るポイントだと思います。

まずNGな質問はこちらです。

  • 「どんな方が活躍されていますか?」
  • 「入社したらどのようなスキルが必要ですか?」

「どんな方が活躍されていますか?」だけでは、面接官から「そんなこと聞いてどうするの?」と思われます。

もし聞く場合は、「未経験からの挑戦となり、今後の成長のためにお聞きしたいのですが、」のように前置きをつけるとよいでしょう。

「入社したらどのようなスキルが必要ですか?」も同様です。「その程度調べてきて欲しい」と思われてしまします。

ではどういった質問がいいのか。

逆質問で面接官に好印象を持ってもらうためには、面接中の会話で面接官が話していた内容をさらに詳しく聞くための質問が良いです。

先ほどのご説明の中で海外の案件も対応する予定があるとのことですが、具体的にはいつ頃からどういった種類の案件を始めようとしているのでしょうか?

突っ込みすぎた質問は社内限りの情報で開示をしてくれないかもしれませんが、上記のような観点です。

まとめ

本気記事では私が転職活動の面接時で実際に質問された内容とその回答例をまとめました。

今回の記事を参考に面接のQAを作成しましたら、ぜひ一度転職エージェントに見てもらいましょう。

僕も見ていただきましたがとても丁寧にフィードバックをくれました。

しっかりと対策をして周囲との差をつけましょう!

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