【もう悩まない】ChatGPTに職務経歴書を手伝ってもらう方法(職務要約編)

転職したいけど、職務経歴書がうまく書けない、、、。

転職活動を始めてみたけど早速つまづいていませんか?

この記事通りに進めれば1時間も悩む必要はありません。

ここでは2つの記事に分けて、

  • 職務要約
  • 自己PR

をChatGPTの助けをながら作成する方法を解説します。

この記事から得られるメリットはこちらです。

  • 質問に答えるだけでこれまでのキャリアの整理と自己分析ができる(自己分析シートの作成)
  • 職務要約のベースを簡単に作れる(自己分析シートからChatGPTが一瞬で職務要約を作ってくれる)

ペンが止まっている方は必見です。

作成した職務経歴書は転職エージェントのプロの目を通してより質の高いものになります。

大手のエージェントは利用者が多く、職務経歴書の確認を簡単に済ませてしまう可能性も時にはあります。下記の記事に時間をかけて親身に対応してくれる転職エージェントをまとめています。

まだエージェントに登録が済んでいない方は応募書類の作成前に申し込んでおきましょう。

【ワンポイント】
ChatGPTができることは職務要約、自己PR分のドラフトの作成です。
作成されたものは必ずご自身で内容を確認し、転職エージェントにも見てもらいましょう。

それでは解説をしていきます。

今回はChatGPTを使った自己分析シートと職務要約の作成方法を解説します。

自己PRについては次の記事で解説をしています。

目次

ChatGPTの登録方法

出典:Open AI https://openai.com/blog/chatgpt

ChatGPTの概要

まだChatGPTの登録が済んでいないという方は最初に利用登録をしましょう。

リンク: ChatGPTのサイトへ移動する

「ChatGPT 登録方法」などで検索をすると解説記事が出てきますのでそちらを参考に進めてください。

動画では解説してませんが、Googleアカウントと紐づけて登録するとその後のログインが楽です。

なお、僕のインスタには登録方法を簡単に解説した動画を投稿していますので、そちらを参考にしていただいても構いません。

利用登録をしたら、次に有料版の「ChatGPT Plus」にも登録をしてください。

ChatGPT Plusとは「GPT4」という最新の ChatGPTの機能を利用できるサービスで、主に次のようなメリットがあります。

  • 無料バージョンであるGPT3.5よりも高度な処理能力を備えている
  • 長文での会話が可能
  • 誤った回答をする確率がGPT3.5よりも小さい

有料版は月額で20ドルかかります(為替にもよりますが、約3000円です)。

職務経歴書を作成する上では長文のやり取りが必須となります。

登録していない場合はChatGPTがうまく動作せず、動作しても質の低い回答が返ってきてしまう可能性が高くなり、単なる時間の浪費で終わる可能性が高いです。

月3000円は高いと思うかもしれませんが、転職という人生における重要な選択を成功に導く確率が少しでも上がると思えば安いものです。

将来の自分への投資と思い迷わず登録しておきましょう。

なお、LINEからChatGPTを使えるサービスなどもありますが、性能で劣るGPT3.5を使っていることがあります。

それを利用する場合は必ずバージョンを確認しましょう。

ChatGPT Plus(有料版)への登録方法

① ChatGPTのメイン画面へ移動

② 画面左下の「Upgrade to Plus」をクリック

③ 「Upgrade plan」をクリックし、クレジットカードなどの入力をして完了です。

これで準備は完了です。次のステップに移りましょう。

職務要約の作成

職務要約とは?何を書けばいいの?

職務要約は職務経歴書の冒頭に2、3行程度でこれまでの職務の経歴を記載するものです。新卒で会社に入社してからこれまでの業務経験を簡潔に整理します。

企業の採用担当者は大勢の応募書類を確認しなければならず、一人一人時間をかけてじっくりと見る時間はありません。

職務経歴を相手にわかりやすく、かつ魅力的に書いておくことで採用担当者に良い印象を与えることができます。

自己分析シートの作成

はじめにこれまでの業務での経験を整理していきます。

職務経歴書の作成で悩むのは下記が理由でないでしょうか?

  • 自己分析が難しい
  • 成果が見えづらい職種で他者への説明が難しい
  • 情報を簡潔かつ適切な表現で整理することが難しい
  • 離職期間の説明が難しい(離職期間が数ヶ月ほどある場合)

ここで優秀な頭脳を持ったChatGPTの助けを借ります。

はじめに下記の質問に答え、自己分析シートを作成してください。

  1. これまでに就いた職種とその期間を教えていただけますか?
  2. それぞれの職種での主な業務内容とその責任範囲について詳しく教えてください。
  3. 特に記憶に残っているプロジェクトや任務はありますか?
    その詳細とあなたが果たした役割を教えていただけますか?
  4. 過去の職務で具体的に得たスキルや経験は何ですか?
    それはどのように身につけましたか?
  5. 成果が数値で表せない場合、あなたが価値を提供した具体的な例を教えてください。
  6. これまでの職務で特に困難だった経験と、それをどのように克服したかについて教えてください。
  7. 長期的に職場を離れていた期間がありましたか?
    もしあれば、その期間にどのような活動をしていましたか?
  8. あなたが他の候補者に比べて際立つ強みや能力は何だと思いますか?
  9. 転職を考えている主な理由は何ですか?また、次の職場で達成したい目標は何ですか?

これらの質問に対する回答を通じて、あなたの経歴、能力、価値提供、挑戦と克服、ブランク期間の活動、強み、転職の理由、目標、そして自己評価について理解することができます。

特にNo.3の質問への回答は可能であれば数字で記載していください。

前年度よりも多くの売り上げを達成しました」と

前年度の売上に対して120%の売上を達成することができました

この2つの文を比べた時、どちらの文章の説得力があるでしょうか。

面接官も同じで数字で実績を書くことでより効果的にアピールすることができます。

未経験からITエンジニアなど、他の業界・職種を目指す場合はNo.9の箇所にその業界・職種に転職してどういったことを成し遂げたいか(例:データ分析を通して新たなビジネスチャンスの創出に携わりたい)を具体的に書きましょう。

回答は下記の作例例を参考にワードなどにまとめましょう。

質問:これまでに就いた職種とその期間を教えていただけますか?
回答:大学卒業後、株式会社○○○○○にて営業職として3年間働いています。

質問:それぞれの職種での主な業務内容とその責任範囲について詳しく教えてください。
回答:主に半導体や電子部品の営業を担当し、新製品の紹介やマーケティング、納期調整、不具合対応等を行っています。また新規顧客の開拓も行っており、そのための見込み顧客リスト作成等も私の責任範囲です。

質問:特に記憶に残っているプロジェクトや任務はありますか?その詳細とあなたが果たした役割を教えていただけますか?
回答:大規模な新規顧客開拓プロジェクトで、私は見込み顧客リストを作成し、優先順位を決定しました。その結果、新たに数社をクライアントとして獲得することに成功しました。

質問:過去の職務で具体的に得たスキルや経験は何ですか?それはどのように身につけましたか?
回答:問題解決能力やコミュニケーションスキルが向上しました。これは取引先からのクレーム対応や社内の複数部門と連携するプロジェクトに参加した結果、身につけたスキルです。

質問:成果が数値で表せない場合、あなたが価値を提供した具体的な例を教えてください。
回答:製品の不具合が発生した際に、社内と連携し迅速に対応したことで、取引先からの信頼を保つことができました。

質問:これまでの職務で特に困難だった経験と、それをどのように克服したかについて教えてください。
回答:大量のクレームが発生した際、社内の各部門と協力して原因を究明し、修正策を実行しました。その結果、取引先からの信頼を維持でき、売上減少を防ぐことができました。

質問:長期的に職場を離れていた期間がありましたか?もしあれば、その期間にどのような活動をしていましたか?
回答:長期的に職場を離れる経験はありません。

質問:あなたが他の候補者に比べて際立つ強みや能力は何だと思いますか?
回答:私の最大の強みは、厳しい状況でも冷静に問題を解決する能力と、複数の部門との効果的なコミュニケーションを通じてチーム全体をリードする能力だと思います。

質問:転職を考えている主な理由は何ですか?また、次の職場で達成したい目標は何ですか?
回答:転職を考えている理由は、ITエンジニアになりたいと考えたためです。残業時間を減らし、リモートワークができる環境で働きたいと考えています。次の職場ではWebアプリ開発のエンジニアとして人の助けとなる便利なサービス開発に携わっていきたいと考えています。

ChatGPTへの指示文のことを”プロンプト”と言います。

作成した回答結果には質問が含まれているため、ChatGPTに回答結果のみになるように修正をしてもらいます。

ChatGPTに回答結果と次の指示を貼り付けて実行してください。

上記の内容を一問一答形式ではなく、下記のようにそれぞれ変更してください。

# 例 これまでに就いた職種とその期間を教えていただけますか? →これまで経験した職種とその期間 大学卒業後、株式会社○○○○○にて営業職として3年間働いています。 →大学卒業後、株式会社○○○○○にて営業職として3年間従事

そうすると下記のように読みやすく整理をしてくれます。

【自己分析結果】

  1. これまで経験した職種とその期間
    大学卒業後、株式会社○○○○○にて営業職として3年間従事。
  2. 各職種での主な業務内容と責任範囲
    半導体や電子部品の営業を主に担当し、新製品の紹介やマーケティング、納期調整、不具合対応等を行う。また新規顧客の開拓も手がけ、見込み顧客リスト作成等も責任範囲。
  3. 特に印象に残っているプロジェクトや任務
    新規顧客開拓プロジェクトが印象的で、見込み顧客リストを作成し、優先順位を決定。結果として、新たに数社をクライアントとして獲得。
  4. 職務で具体的に得たスキルや経験
    問題解決能力やコミュニケーションスキルを向上。これらは取引先からのクレーム対応や社内の複数部門と連携するプロジェクト参加により身につける。
  5. 成果が数値で表せない価値の提供
    製品の不具合が発生した際に社内と連携し迅速に対応。その結果、取引先からの信頼を維持。
  6. 特に困難だった経験とその克服方法
    大量のクレームが発生した際には、社内の各部門と協力して原因を究明し、修正策を実行。これにより、取引先からの信頼を維持し、売上減少を防ぐ。
  7. 職場を離れた期間とその活動
    職場を長期的に離れる経験はない。
  8. 他の候補者に比べて際立つ強みや能力
    厳しい状況でも冷静に問題を解決する能力と、複数の部門との効果的なコミュニケーションを通じてチーム全体をリードする能力。
  9. 転職の主な理由と次の職場での目標
    新たな環境でのスキルアップを図りたい。次の職場では、新たなマーケットを開拓し、会社の成長に貢献を目指す。

これで自己分析シートは完成です。

職務要約の作成

それではChatGPTで職務要約を作っていきます。

実行する前に行う操作が1つあります。それは

職務要約の作成例をChatGPTに覚えさせる

ことです。

私たちも作成例があるとそれに基に目的にあった文章を書くことができるのと同じように、ChatGPTにも記載例を渡した方がより自分たちが望む結果を返してくれます。

ここでは半導体や電子機器を扱う営業マンを想定していますが、当然ながら一人一人の業務内容は違います。

そのため下記プロンプト中の青字の「# 職務経歴の作成例 」にはご自身の職種にあった例文を入れる必要があります。

例文はDodaの職務経歴書の作成例を参考にできます。はじめにここからDodaのサイトへアクセスしてください。

下図のように職種ごとに職務経歴書のテンプレートが用意されていますので、この中からご自身に合う様式を選択して確認してください。

出典:Doda、職務経歴書テンプレート・フォーマットの選び方とダウンロード(Word・Excel形式)

ページを開くと職務経歴書の記載例の「■職務要約」を確認できると思います。

この職務要約の会社名などを自分用に少しアレンジして「# 職務経歴の作成例」に入力してください。

次に、赤字の「# 私のこれまでの職歴、担当した業務内容、身につけたスキル(一問一答形式で整理しています)」に先ほど作成した自己分析シートを貼り付けてください。

入力をしたらChatGPTを実行してください。

今回は営業職からITエンジニアに転職するケースを想定しています。

私は転職をするためにこれから職務経歴書を作成します。

下記の情報をもとに魅力的な職務要約を作成してください。 職務要約とは、現在までに業務上経験してきたことを簡潔にまとめたものを指します。

最初の会社に入社した時点から、現在担当してる業務までの大枠の流れが掴めるようにまとめてください。 なお、職務要約の作成には「# 条件」に基づき、「# 自己分析結果」の情報を使用してください。

書き方は「# 職務経歴の作成例」を参考にしてください。

# 条件 ・200文字以内でまとめること。

・論理的なわかりやすい文章にすること。

・将来の目標、意気込みは書かない。

・職務経歴としてこれまで行ってきたことを「〜に携わりました。」、「〜の経験をしました。」、「〜に取り組みました。」でまとめること。

・文書が単調にならないように体言止めも使うこと。

・身につけたスキルや発揮したスキルについては言及しないこと。

・成果は書かず経験、担当した業務内容についてだけ端的に説明すること。

# 職務経歴の作成例 株式会社XXXX社後、大手メーカーを対象に半導体や電子部品の営業を担当。新製品の紹介やマーケティング、納期調整、不具合対応に従事してきました。新規開拓の際は売り上げ・粗利の最大化を目的に、ビジネス規模の確認や各顧客のキーマンを発掘、優先順位付けし、見込み顧客リストを作成。また、AI領域などの市場開拓を視野に入れ、各担当顧客の将来的なニーズの発掘を行い、幅広いご提案を行っています。社内を巻き込んだ調整力、交渉力が認められ、20xx年には係長に昇進しました。

# 自己分析結果

  1. これまで経験した職種とその期間
    大学卒業後、株式会社○○○○○にて営業職として3年間従事。
  2. 各職種での主な業務内容と責任範囲
    半導体や電子部品の営業を主に担当し、新製品の紹介やマーケティング、納期調整、不具合対応等を行う。また新規顧客の開拓も手がけ、見込み顧客リスト作成等も責任範囲。
  3. 特に印象に残っているプロジェクトや任務
    新規顧客開拓プロジェクトが印象的で、見込み顧客リストを作成し、優先順位を決定。結果として、新たに数社をクライアントとして獲得。
  4. 職務で具体的に得たスキルや経験
    問題解決能力やコミュニケーションスキルを向上。これらは取引先からのクレーム対応や社内の複数部門と連携するプロジェクト参加により身につける。
  5. 成果が数値で表せない価値の提供
    製品の不具合が発生した際に社内と連携し迅速に対応。その結果、取引先からの信頼を維持。
  6. 特に困難だった経験とその克服方法
    大量のクレームが発生した際には、社内の各部門と協力して原因を究明し、修正策を実行。これにより、取引先からの信頼を維持し、売上減少を防ぐ。
  7. 職場を離れた期間とその活動
    職場を長期的に離れる経験はない。
  8. 他の候補者に比べて際立つ強みや能力
    厳しい状況でも冷静に問題を解決する能力と、複数の部門との効果的なコミュニケーションを通じてチーム全体をリードする能力。
  9. 転職の主な理由と次の職場での目標
    新たな環境でのスキルアップを図りたい。次の職場では、新たなマーケットを開拓し、会社の成長に貢献を目指す。

実行すると下記のように職務要約が出力されます!

【ChatGPTによって出力された職務要約】
大学卒業後、株式会社○○○○○で営業職に就き、3年間半導体や電子部品の新製品紹介、マーケティング、納期調整、不具合対応を担当。新規顧客開拓も経験し、見込み顧客リストの作成、優先順位の決定なども行った。数社の新規クライアント獲得に成功。製品の不具合時は迅速に対応し、社内と協力して原因究明から修正策実行までを行い、取引先からの信頼を維持。

それっぽいものが出来上がりましたね。

出力された職務要約をコピーし、ワードに貼り付けて文字数を確認してください。

もし指示通り200文字以内になっていない場合、追加で「200文字以内になるよう編集してください。」とChatGPTに入力しましょう。

最後にChatGPTを使って文章をより良いものに仕上げていきます。

ChatGPTを使った職務要約の推敲

文書の推敲もChatGPTを使って出来てしまいます。

次のプロンプトを実行してみてください。

転職エージェントのBさんにお聞きします。上記の職務要約の内容は適切でしょうか?不足する情報や修正があれば教えてください。

そうすると次のような回答が返ってきます。

全体として、要求条件に基づき、職務経歴を簡潔にまとめている点は良いですね。ただ、以下の点を修正・追加することをお勧めします。

  1. 新規顧客開拓プロジェクト:具体的な新規顧客開拓の詳細が抽象的です。「見込み顧客リストの作成」や「優先順位の決定」などの活動をどのように進めたのか、具体的な業務内容に触れると良いでしょう。
  2. 不具合対応:「製品の不具合時は迅速に対応し、社内と協力して原因究明から修正策実行までを行い、取引先からの信頼を維持。」この部分は重要そうですが、具体的な業務内容やその規模がわからないため、詳細を追加すると良いでしょう。
  3. 3年間の職務経験を通じての変化や成長:就業初期と比べて、どのように業務内容や責任範囲が変化したのか、職務経歴の中に反映するとよりわかりやすくなるでしょう。

これらの点を加えて、再度職務要約を作成してみてください。

この回答を基に文章を修正してみましょう。

最後に変に体言止めで文が終わっているなど不自然な表現を修正し、文章全体の表現を確認しましょう。

最後は人の目で確認することが重要です。

まとめ

今回はChatGPTを使って職務経歴書の前半部分である職務要約の作成方法を解説しました。

次の記事では自己PRをChatGPTを使って素早く作成する方法を解説します。

一人だと時間のかかる自己PR分の作成ですが、優秀な頭脳を借りてサクサク進めていきましょう。

それでは次の記事に移動しましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次